本日初日。
席数290の【SCREEN8】は九割方の埋まり具合。
全編の四割ほどの時間を使い、
なぜこのような人物が生まれたのか、
そして入隊後も変らぬスタンスのため、
一時は除隊或いは収監の危機に見舞われる
一連のエピソードが紡がれる。
なぜこのような人物が生まれたのか、
そして入隊後も変らぬスタンスのため、
一時は除隊或いは収監の危機に見舞われる
一連のエピソードが紡がれる。
一回の戦闘で多くの兵士を「あと一人、もう一人」と救い続ける姿は、
「ヨブ記」では神からの試練として与えられたものが、
彼は求めてその渦中に入って行く様で、
次々と増えて行く傷は、聖痕さながら。
先に挙げたキリスト教の倫理観が
強く背景にあることを思わせる。
「ヨブ記」では神からの試練として与えられたものが、
彼は求めてその渦中に入って行く様で、
次々と増えて行く傷は、聖痕さながら。
先に挙げたキリスト教の倫理観が
強く背景にあることを思わせる。
物語の主人公は
もう十年以上も前に亡くなっている。
もう十年以上も前に亡くなっている。
しかし本編中では、晩年の彼が
往時について回顧するドキュメンタリー映像が流される。
往時について回顧するドキュメンタリー映像が流される。
多くの命を救ったことでの彼の国での評価が
戦後六十年を過ぎても
色褪せないものであることを
あらためて知ることになる。
戦後六十年を過ぎても
色褪せないものであることを
あらためて知ることになる。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆★。
喧伝されている戦闘シーンの凄まじさは
全くその通り。
全くその通り。
が、その場面を観ていた時に
一枚の画の情景が頭に浮かんで来た。
一枚の画の情景が頭に浮かんで来た。
史実とは異なってはいるものの
彼はこれを想像だけで描いたと言う。
彼はこれを想像だけで描いたと言う。
しかし眼前に展開されている情景は
まさしくそれと瓜二つ。
まさしくそれと瓜二つ。
天才の想像力には、心底、慄然とさせられる。