この人のコトは良く覚えている。
昨年春の「第14回写真「1_WALL」展」のグランプリ」。
けして共感するわけではないけれど、
二十代前半の若者の拠所無さが良く表現されている
と、思った。
二十代前半の若者の拠所無さが良く表現されている
と、思った。
今回はその時に展示されていた〔ただただ〕と
それ以降に撮影された三つのシリーズ。
それ以降に撮影された三つのシリーズ。
何れも、一見、出会いがしらのスナップの様にも見えるけど、
実はかなり計算し尽くされた構図であることは明らか。
実はかなり計算し尽くされた構図であることは明らか。
人間、余程のことがなければ床面にぺったり座ったりはしないし
泥酔でもしていなければ、路上に寝転がったりはしないしな。
泥酔でもしていなければ、路上に寝転がったりはしないしな。
被写体である自身、或いは周囲の同年代の女性達は
皆が自分の欲望に素直であり、それ故のタイトルと思うけど、
じゃあ、それを実現するにはどうすればイイの?と
媚びるような、または超然とした、或いは不安そうな視線を
時々で向ける。
皆が自分の欲望に素直であり、それ故のタイトルと思うけど、
じゃあ、それを実現するにはどうすればイイの?と
媚びるような、または超然とした、或いは不安そうな視線を
時々で向ける。
その焦燥感が、鑑賞者が同時代人でであった頃のコトを想起させ
なんとなくの居心地の悪さを覚えてしまうのだ。
なんとなくの居心地の悪さを覚えてしまうのだ。
会期は~ 2月17日(金)まで。