封切り三日目。
席数290の【CINE4】の入りは四割ほど。
題材故か、客層は高齢の男性多し。

そうした徹底的な追及は
てっきり戦後すぐからと(勝手に)思っていたものだから
まずはそれが違っていたことに驚かされる。
てっきり戦後すぐからと(勝手に)思っていたものだから
まずはそれが違っていたことに驚かされる。
できることならば自国が起こした犯罪のけじめとして
国内に召還し、公けな場で裁きたいのだが、
先に挙げた理由により思うに任せない。
国内に召還し、公けな場で裁きたいのだが、
先に挙げた理由により思うに任せない。
それ以外にも彼はけして高潔だけの人物ではなく、
その性的嗜好、あるいはブラックメールに対しても過剰なほどに動揺し
心の安寧のために親戚に電話を入れるなどの
親しめるほどの人間臭さが出ているエピソードも語られ、
何れもが人となりを描くのに有効に機能している。
その性的嗜好、あるいはブラックメールに対しても過剰なほどに動揺し
心の安寧のために親戚に電話を入れるなどの
親しめるほどの人間臭さが出ているエピソードも語られ、
何れもが人となりを描くのに有効に機能している。
よって本作の焦点は、その過程のサスペンスにあるのではなく
『バウアー』の揺るがぬ強い信念が
国家の方針さえをも大きく転換させる契機となる点の描写にこそある。
『バウアー』の揺るがぬ強い信念が
国家の方針さえをも大きく転換させる契機となる点の描写にこそある。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆★。
その点が主人公の強い思いの描写を補強するエピソードの一つとして
有効に機能しているのは確かなんだけど。
有効に機能しているのは確かなんだけど。