RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

TWS-Emerging 2016【第5期】@トーキョーワンダーサイト渋谷 2016年12月25日(日)

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出展は
264 片貝葉月
265 新宅睦仁
266 染谷浩司
の三名。

夫々が特色があり、随分と面白い作品が揃っている。


先ずは『片貝葉月』。

一体、何の役に立つんだ、と
嘆息してしまうお馬鹿な発明?、いや装置が
所狭しと並んでいる。

〔なみだ流し機〕とか〔爪噛み機〕とか。

悲しかったり、いらいらした時の反応や所作を
人為的に再現するものだろうけど、
それにしてもアイディアが斬新過ぎる。

全体のタイトルは〔現代実用私的装置展覧会〕。


『新宅睦仁』の作品は〔コンビニ弁当の山-Time is money.」〕。

30cm四方のタイルにも似たパネルに
弁当らしきものが描かれ、数十枚を組み合わせることで
大きな山のカタチになる。

でも実際は、それが崩れ落ちる様に配置され、
更には一枚ごとのパネルには時計の針が填め込まれ
各々が異なる時を刻んでいる。

設定された期間内に購入されなければ
それらの弁当は全て廃棄処分となり、
各々に残された時間を刻々と表示している様に見える。


『染谷浩司』の〔収穫祭〕。

随分と異なる技法やモチーフの作品が
数多並んでいる。

タイトルから勘案すると、作者が過去生み出した作品の
遍歴とも取れる。

そのまま作風の変化、と言うことだろうか。

でも、この人、『藝大』だよね。

絵画棟の中を描いた作品もあるし、
中には『森洋史』の作風のような一枚もある。


2016年の〔Emerging〕も
来月から始まる「第6期」が最終。

どんな作品が展開されるんだろ?