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東京藝術大学 大学院美術研究科 博士審査展@東京藝術大学美術館 2016年12月18日(日)

毎年楽しみにしている標題展。

年毎に来場者も増えている気がするし。


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日本画では『アンジェリッチ・マリヤーナ』が
西洋的なモチーフを和風に処理していて面白い。

描かれているのは外国人で衣裳も西洋のそれなのに。

中でも『オフィーリア』をフィーチャーしたそれのタイトルは
〔オッフェリング〕って、あるのか~?
そんな単語。


一応、油画にカテゴライズされたはいるけれど
『久保田沙耶』による〔Material Witness (物の目撃者)〕が
今回の展示の個人的なベスト。

内容は〔漂流郵便局〕と題された
アートプロジェクト。

こういったストーリー性を感じさせるギミックは
かなり好み。


ストーリー性が有ると言えば
『大江晃世』の一連の作品群もそう。

そしてこれもまた油画に分類されている不思議。

幾つかの虚構をベースにした
ショートフィルムなどなど。

長い時間と手間を掛けての制作は理解できるものの
ちょっと造り込み過ぎの感もあり、
このへんの按配は難しいところ。