RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

Les Parfums Japonais -香りの意匠、100年の歩み-@資生堂ギャラリー 2016年12月17日(日)

イメージ 1



当該社が自前での香水の製造に乗り出してから百年
と言うことだろうか。

百年前のそれから
現代の商品まで、その歴史を
香水瓶を主体に辿る催しは
瓶そのものの芸術性に加え展示の仕方が素晴らしい。


初期の頃に参考にしたとも思える
フランス製の香水瓶五点にはプロジェクションマッピングを使用。

『ロジェ・ガレ』の〔蝉〕などは
その名の通り蝉の意匠があしらわれた瓶の脇に
蝉が投影され、ひとしきり鳴いた後に飛び立って行く
一連の流れ。


やはり1900年代前半の
舶来の香水九点が並んでいる奥の小部屋では
展示されている瓶に近付くと
その香水の名前が囁かれ、仄かに香りがする
センシングの技術。


こういった応用でアート空間がより楽しくなるのは
大歓迎。
これからも、もっともっと取り組んで頂きたい。


会期は~12月25日(日)まで。