RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

GOCHO SHIGEO 牛腸茂雄という写真家がいた。1946-1983@FUJIFILM SQUARE 2016年11月27日(日)

【写真歴史博物館】での企画展。
サブタイトルは更に長くて「夭折の写真家、記憶を呼び覚ます一瞥の力」。

彼もまた36歳の若さで夭逝している。

幼い頃に胸椎カリエスを患ったために
身体上の障碍も負う。

本人の写真も掲示されているけれど、
成る程、と思う。
確か『ロートレック』も似た様な外見だったかも。


イメージ 1



展示されているのは
モノクロの写真が三十点ほど。

意図的に選択されたのかもしれないが、
家族や子供の様に、生の息吹きを感じさせる題材が多い。

にもかかわらず画面から伝わって来るのは
静謐さ。

図らずも『植田正治』のそれを想起してしまった。


そんな思いを持ったのは自分だけではないようで、
同時に鑑賞していた女子二人連れが、
「あの人(の作品)に似てるよね。ほら、砂漠の・・・・」。

砂丘だと思うけど、彼女等はグーグル先生に確認していた(笑)