RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

第15回写真「1_WALL」展@ガーディアン・ガーデン 2016年11月2日(水)

大賞は既に『田中大輔』の〔elephant sea〕に決定しているけど、
自分的にはそれ以外の作品群の方がより楽しめた。


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例えば『木原結花』の〔行旅死亡人〕。

Wiki」では次の様に書かれている。以下、引用-

行旅死亡人(こうりょしぼうにん)とは、
本人の氏名または本籍地・住所などが判明せず、
かつ遺体の引き取り手が存在しない死者を指すもので、
行き倒れている人の身分を表す法律上の呼称でもある。
「行旅」とあるが、その定義から
必ずしも旅行中の死者であるとは限らない。」

-引用終了。

時々新聞等で目にすることがあり、
多くは「行き倒れ」より事件に関係するケースが多いんじゃないか。

記載されている外見の特徴を表現した文章から、
それっぽい人物の写真を創り出してしまう。


似た様なタイトル〔幽霊の証言〕は『遠藤祐輔』によるもの。

スナップではあるものの、画面の中心に在るのが人間の腰の部分が殆どで、
一体何を写したかったのかがさっぱり理解できないほど、お馬鹿なシーンの連続。


その伝で言えば『富澤大輔』の〔Memorial〕も近似しており、
訳の判らない行為をする人が連続して登場し、
それはどうやらスナップではなく、意図して撮られたモノが
ほとんどのよう。

しかし不思議なコトにわざとらしさを感じさせないところが凄い。


『アンポンタン・裸漢』の〔ハイブリッド〕も
あまりにも日常的過ぎる写真の数々に
思わず「すげ~な」と、声が出てしまった。