封切り二日目。
席数290の【CINE4】の入りは三割ほど。
交通費込みでも千円程度だし、
これなら後で噛む臍も軽微だろうと。
これなら後で噛む臍も軽微だろうと。
なので、この席の埋まり具合は
正直、意外(に多い)。
正直、意外(に多い)。
観終わって帰宅すると同時に
本作の元ネタになった二つの作品を改めて読み返す。
本作の元ネタになった二つの作品を改めて読み返す。
ディテールをほど良く忘却していたので、
映像として観た時には、それなりの新鮮さはあった。
映像として観た時には、それなりの新鮮さはあった。
ではあるものの、果たしてこの二作を
くっつけることが妥当であったかどうか。
くっつけることが妥当であったかどうか。
150分の尺を使いながらも、
原作の再現性の面では、二歩も三歩も
後塵を拝している。
原作の再現性の面では、二歩も三歩も
後塵を拝している。
そして、それに合わせるためと想定される、
幾つかの設定変更が成されている。
幾つかの設定変更が成されている。
最初は何の為に?と訝ったが、
その内に、ははぁ、こう展開したかったのね、と。
理解はするが、それで得心が行くかは、また別モノ。
その内に、ははぁ、こう展開したかったのね、と。
理解はするが、それで得心が行くかは、また別モノ。
しかし一番の違和感は、主要な登場人物二人の造形。
『薪剛』は外見も人物像も納得感なく
『青木一行』については、それに輪を掛けてヒドイもの。
『青木一行』については、それに輪を掛けてヒドイもの。
なまじ周囲のメンバーが比較的
上手く再現できているだけに、余計に浮いて感じてしまうのだろう。
上手く再現できているだけに、余計に浮いて感じてしまうのだろう。
あ、あとそれは『貝沼清孝』にしても同様かもしれない。
足を引きずっている人間が、殺人の時だけ
なんであんなに俊敏になるんだよ、と
思わずひとりごちてしまった。
足を引きずっている人間が、殺人の時だけ
なんであんなに俊敏になるんだよ、と
思わずひとりごちてしまった。
評価は、☆五点満点で☆☆☆。
各所での不整合を糊塗するためだろうか
わけのわからない人物を登場させたり
ありえない行動をとらせたりと
却って滅裂さ加減が増幅してしまい
都度都度失笑する。
わけのわからない人物を登場させたり
ありえない行動をとらせたりと
却って滅裂さ加減が増幅してしまい
都度都度失笑する。
いくらフィクションでも限度ってもんがあるわね。