菊池敏正「対峙する客体-形態の調和と造形-」＠ポーラ ミュージアム アネックス 2016年7月31日（日）

本日最終日。

【中央通り】の歩行者天国では
打ち水イベントが開催され、中に外人さんの姿も見られ
かなりの賑わいだけど
それに比して当該館は、ぱらりぱらりの入場者
外の喧騒がまるっきり違う場所の出来事のよう。

なにか小難しそうなタイトルが付いているけれど
並んでいる作品を観れば一目瞭然、
それらはここでもお馴染み。

当該所に於いては、標本の類いと一緒に並んでいても
なんら違和感を感じない
まるっきり過去に作られた遺物、
或いは自然による造形物にも見えるのだけれど
改めて、その作品群だけが纏められると
ちょっと違った感慨がある。

生きるため、遺伝子を繋ぐため、
或いは生活の用として磨き上げられたフォルムと
あくまでもそれを参照しながら削り上げた作品とでは
実際には
自ずと発する波動が異なっているのかもしれない。