Ryu Itadani「Something Good＠ポーラ ミュージアム アネックス 2016年7月9日（土）

以前にも書いたコトがあるけれど
一般の人が写メを撮るように、アーティストは
スケッチし画面に描き込んで行く。

題材の多くは、ベルリンやパリ・東京の街角の風景。

何れもがデザイン化され、
しかも鮮やかな原色で表現されているので、
キャプションを読まないと
いったいどこの街であるのかすら判然としない。
無国籍化された一枚になっている。

おそらく「エッフェル塔」を描いたものでさえ、
名古屋の電波塔です、とか
札幌のテレビ塔です、と言われれば
そうかも、と思っちゃう。

それくらい全てが意匠化されている。

会期は明日が最終日。

それもあってか雨天だと言うのに
会場内はそこそこの人の入り。

おまけに訪問時には作者と思われる男性も滞廊中。
受付の女性とひとしきり話を交わしている。

入り口近くに掲げられているプロフィールを読むと
「INTERSECT BY LEXUS」のＶＩＰルームにも作品提供してるのね。
勿論、入る機会なんてないけどさ。