RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

トーキョーワンダーウォール公募2016 入選作品展@トーキョーワンダーサイト渋谷 2016年7月3日(日)

例年であれば同時期に「東京都現代美術館」で一挙開催のはずなのに
今年は標題館で三期に分けての展示は何故に、と思っていたら、
何のことはない当該館、大規模改修工事で休館中なのね。

同じ都の施設なのに関係が悪くなったのかと
心配しちゃった。


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で、その三期は以下の通り

【第1期】 2016年6月25日(土)-7月10日(日)(平面作品)
【第2期】 2016年7月16日(土)-7月31日(日)(平面作品)
【第3期】 2016年8月06日(土)-8月21日(日)(立体・映像・インスタレーション作品)

でもそれだけ分散させても、スペースそのものの関係から
並んでいる点数は圧倒的に少なくなるんじゃ?

ましてや何の都合からか
吹き抜け上のロフトスペースは
立ち入り不可になっているし。



”第1期”の展示数は二十名、お馴染みの名前もあり
例えば『奥村彰一』。

石原慎太郎』による「審査員賞」受賞作は
やはり〔おねえ山水 記録の先の桃花源〕。

ってゆ~か、「山」「水」は何処にも見当たらず、
棒高跳びをしている女子アスリートそのものが
それの役割を代替している。


同じく『石田尚志』が選出した
『佐藤天音』の〔振り向きざまの〕は
イヤホンをすることで外界とは隔絶されているのに、
不思議に繋がって見えるような表現が面白い。


鴻池朋子』抜の『黒石美奈子』による〔Circulation〕は
本来であれば毛細な血管のはずなのに
植物が女性のカラダ全体を覆い尽くす。
見ようによっては肌が粟立つ表現。


総じて好みの作品が多く、
年によってその振れ幅はかなりあるんだけど
今年は残りに二回が
却って楽しみになって来たかも。