封切り三日目。
席数201の【CHANTER-2】は
ほぼ満員の盛況。
ほぼ満員の盛況。
本作は相当危ういロープの上を渡っているんじゃないかと
観終えてから思う。
観終えてから思う。
人間に与える試練も、ほんの退屈しのぎで、
「マーフィー」なみの意味不明な
人々を困惑させるためだけの法則を次々と作り出しては悦に入っている。
「マーフィー」なみの意味不明な
人々を困惑させるためだけの法則を次々と作り出しては悦に入っている。
創造主としてはとってもイヤミな造形。
それに加えた設定として
妻は女神、
神の子=イエスが居たのなら
本作の主人公である神の娘『エア(ピリ・グロワーヌ)』も居たって良いだろう、
まだ世に出てないのは父である神から幽閉されているから、なんて
皮肉が効いている。
妻は女神、
神の子=イエスが居たのなら
本作の主人公である神の娘『エア(ピリ・グロワーヌ)』も居たって良いだろう、
まだ世に出てないのは父である神から幽閉されているから、なんて
皮肉が効いている。
神は全ての御技をパソコンを通して行い
自身では特異な能力は何一つ持ち合わせてない。
なので奇跡を見せる息子や娘に常に苛立っている。
自身では特異な能力は何一つ持ち合わせてない。
なので奇跡を見せる息子や娘に常に苛立っている。
オマケに外の世界では、からっきし弱っちいときている。
手始めに全人類の余命を知らせるメールをパソコンから一斉配信してしまったから
世界は大混乱。
自分があとどれくらい生きれるかを知ってしまった人々は、
神への敬畏の念も無くしてしまう。
神への敬畏の念も無くしてしまう。
上手く創れば、もっと大爆笑の連続になっただろうに、
くすりとした笑いが時として起きる程度。
くすりとした笑いが時として起きる程度。
もっともそれは、文化の異なる日本人だからなのか、とも思ったが
同じ上映時間に居た複数の外人さんも似たような反応。
同じ上映時間に居た複数の外人さんも似たような反応。
笑いどころに差異はないよう。
でもまぁ、主演の『ピリ・グロワーヌ』の可愛さに
かなり救われている。
かなり救われている。
最後に見せる彼女の笑みこそが
一番の救済。
一番の救済。