RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

古典再生―作家たちの挑戦@三の丸尚蔵館 2016年5月15日(日)

前期:3月25日(金)~4月24日(日)
中期:4月29日(金)~5月22日(日)
後期:5月28日(土)~6月19日(日)

前・中・後に分かれた会期は
各々上記の通り。

なので本日は中期の最終週に当たる。


イメージ 1



それにしても大層な混雑。
オマケに外人さんが半数以上を占めるし。
【東京駅】に近い側だから、だろうね。

【竹橋】側の【平川門】から入ったけど
そちらはそれ程人が居なかった。


そして今回初めて、カバンの中を調べられた。
任意ではあるだろうけど、拒否する理由もないし。

てっきり自分の風体が怪しいからだと思ったら
後から来た外人さんもきっちり確認されていた。

サミットを睨んでのコトだろうか。


で、今回の展示品の中で目に付いた二つ。


一つは『上村松園』の〔雪月花〕三幅対。
ありがちな花鳥を主題としたものではなく
あくまでも主役は人物。

桜と戯れ、名月を愛で、雪を観る為に御簾を上げる。
夫々の女性達は何を思うんだろう。


もう一つは『木内半古』ほかによる〔裁縫箱・裁縫道具〕。

蒔絵・螺鈿を施された裁縫箱は勿論素晴らしいけど
ある意味想定内。
度肝を抜かれたのは裁縫道具の方。

鏝やラシャ鋏・握り鋏の全てに象嵌が施されている。
なんて豪奢な。でも使いづらくないのか。
ってゆ~か、庶民は恐れ多くて使えんぞ。


『松岡映丘』の〔住吉詣〕も合わせて
喧騒の館内にもかかわらず
ホントに良い目の保養をさせて貰った。