RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

映画 暗殺教室 卒業編@109シネマズ二子玉川 2016年4月10日(日)

封切り三週目にならんとしている。


席数246の【シアター9】の入りは九割ほど。

驚いたのはその客層で、
小学生くらいの子供達が
かなりの割合を占めている。

最初、なにかのお子様向け作品のシアターに
間違って入ったかとうろたえたほど。


特にプレミアムシートにそれは顕著で
八割方がそうではないか。

おまけに押し並べて、Lサイズのドリンクと
ポップコーンを手元に置いているし。


しかし、ど~にもこ~にも
彼等・彼女等は鑑賞の姿勢がイマイチで
おしゃべりははするわスマホは頻繁に開くわで、
おいおい、上映前の告知で
それらは「ご遠慮下さい」と再三再四
注意されていたでしょ。


でも、映画自体の中身を勘案すれば、
何れも仕方ないことか。

前作と比べても、更にお子様向けの内容になっている。

幾ら原作が「少年ジャンプ」掲載でも
これは行き過ぎじゃ~ないか。


イメージ 1



前作で提示された幾つモノ疑問や謎が
ほぼ明らかになる謂わば解答篇の位置づけ。


でも
第1作から露呈していたディテールの不整合さや、
有り得ない設定が
本作ではより顕著に。

元々、荒唐無稽な内容だけれど、
全てがそうであっていいわけでは当然ない。

なんでそうなるの?とか
それって今までの流れからすると変じゃね?とか
おいおいそこはおかし~だろ~!
との思いが渦巻いて渦巻いて。

勿論、頭の中を空っぽにして
進行に身を委ねればいいんだろうけど、
世間ずれしたおぢさんには、そ~いったことは
なかなか難しく・・・・。


客層を考慮した時に、脈絡はなくても
笑わせて最後はほろっとさせる落ちでい~んだ
との判断であれば、あまりにも観客を馬鹿にしたハナシだし、
大分のエピソードの中から都合の良い部分だけをつまみ上げ、
結果この程度の脚本にしかできないんなら
作り手の力量がダメとしか言いようがない。


また先に観た〔ルーム〕に比べても
役者のレベルが高くない。アイドルを多くフィーチャーしたことで
動員確定みたいな低いココロザシじゃあ、とっても悲しい。


評価は、☆五点満点で☆☆☆。


全編を通して一番見応えがあったのは、
『二宮』くんと『桐谷美玲』(しかも友情出演)が絡む一連のエピソード。

重要ではあるものの、それがあくまでもサイドストーリーにすぎないとは
あまりにも皮肉過ぎ。