封切り二日目。
席数155の【シアター1】の入りは八割ほど。
中年の男に誘拐された少女が
納屋を改造した小さい部屋「ルーム」に七年間幽閉される。
納屋を改造した小さい部屋「ルーム」に七年間幽閉される。
世間とは途絶された世界で彼女は、やがて
自分を閉じ込めた男の子供を身ごもり出産する。
自分を閉じ込めた男の子供を身ごもり出産する。
その男の子『ジャック』が五歳を迎えた日から
物語りは大きく動き出す。
物語りは大きく動き出す。
二十四歳になった『ジョイ』は
息子と共に、外に逃げ出す算段をする。
息子と共に、外に逃げ出す算段をする。
それに成功するまでが前半の大きな山場。
五歳といえば、小学校就学前。
オマケに彼は、世間を知らない。
オマケに彼は、世間を知らない。
それでも『ジョイ』は果敢に前進する。
しかし、映画はそこでは終わらない。
更に重いテーマを内包する後半部が待っている。
娘が戻って来た事は嬉しいものの
犯人の血を分けた孫に対してどう接して良いのか判らない
父親の存在。
犯人の血を分けた孫に対してどう接して良いのか判らない
父親の存在。
または『ジョイ』自身が、
停まっていた時間が突然に動き出したことで
変調をきたしてしまう。
停まっていた時間が突然に動き出したことで
変調をきたしてしまう。
しかし、それを救うのもやはり・・・・。
家族の情愛の素晴らしさを改めて思い知らされ、
胸がぎゅっと熱くなる。
胸がぎゅっと熱くなる。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆★。
これで撮影当時九歳くらいだったなんて、
そこいらの日本の若手に
爪の垢でも煎じて飲ませたいくらい。
そこいらの日本の若手に
爪の垢でも煎じて飲ませたいくらい。
特に、広い世界に出てからの
適応と変容の速さは、その年齢の子供らしさの表れと共に
顔つきまで変ってしまう程の天才っぷり。
達者過ぎる。
適応と変容の速さは、その年齢の子供らしさの表れと共に
顔つきまで変ってしまう程の天才っぷり。
達者過ぎる。