本日初日。
席数121の【シアター3】の入りは七割ほど。
本館での告知も唐突だったし、
上映回数も一日二回だけ。
上映回数も一日二回だけ。
でも国内の批評家達の評論は滅法良い。
加えて「IMDb」でも人数は少ないものの
7.2の好評価。
加えて「IMDb」でも人数は少ないものの
7.2の好評価。
そうでなければ来なかったし、
多くの人が同様の理由と思われる。
多くの人が同様の理由と思われる。
自分の娘が余命いくばくもないと判れば、
ましてや幼いままであれば、親としてはその前に
できるだけのコトをしてあげたいと
当然の様に思うだろう。
ましてや幼いままであれば、親としてはその前に
できるだけのコトをしてあげたいと
当然の様に思うだろう。
しかし分を越えた高望みが、
周囲の人々を巻き込む不幸へと連鎖して行く。
周囲の人々を巻き込む不幸へと連鎖して行く。
その筋に多少の無理っぽさは散見されるけど
これだけ畳掛けられる様に流されると
納得してしまう迫力がある。
これだけ畳掛けられる様に流されると
納得してしまう迫力がある。
最初いた場所からは、あまりにも捻った処に
放り出されてしまうような不安感。
放り出されてしまうような不安感。
オープニングで提示される二つの短いエピソードが
物語の最後で効いて来る。
物語の最後で効いて来る。
『カルロス・ベルムト 』監督の脚本の冴え。
そして全てが終った時、
実は直訳の「マジカル・ガール」には
複数の掛け言葉が内包されていることを観客は理解する。
実は直訳の「マジカル・ガール」には
複数の掛け言葉が内包されていることを観客は理解する。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆。
本編の登場人物は、何れもが痛々しい。
しかし、それを一番に感じるのは
元数学教師である『ダミアン』が、あることの為に装う場面で、
これは最早、イタさの極致。
元数学教師である『ダミアン』が、あることの為に装う場面で、
これは最早、イタさの極致。
制作された本国であれば、多分大爆笑が起こるのではないだろうか。
勿論、本邦では、観客は息をつめて見つめるのみ。
勿論、本邦では、観客は息をつめて見つめるのみ。