西澤丞 写真展＠コニカミノルタプラザ 2016年3月12日（土）

いや～判る判る、この気持ち。

「日本の現場 立入禁止の向こう側」って
行って見たいよね誰だって。

それが、巷間ハナシにだけあがって、
殆どの人が正確な知識の無い場所だと余計に。

子供の頃の時分にとっては
川の対岸に在った屠殺場がその一つだった。

或る日、意を決して、仲間数人と覗きに行ったんだけど、
ちょっと怖い体験をしてしまい、
今でも時々思い出すことがある。

おっと閑話休題。

本展の作者が行きたかったのは
「造船所」や「調圧水槽」、「製鉄所」や「宇宙センター」。

何れも我々の生活に密接していたり
技術の粋を集めた場所になっていたり。

そういったモノが計六十五点。

しかし、こうやって写真におさめて見せて貰うと
整然さと雑然さが奇妙なカタチで同居し、
解説をして貰わないと（いや、貰ったとしても）
なんの為の装置や場所なのか、理解できないのがほとんどだし。

でも幾つかの写真は既視感がありまくり。
ＴＶドラマや映画の撮影で使われてるんじゃないか。

そして自分が一番唸ってしまったのは、
「高エネルギー加速器研究機構」の「前段加速器」。

これってさ、『手塚治虫』描くところの
未来世界に、似た様な装置が出て来なかった？
いや、絶対、あると思う。

会期は～3月31日（木）まで。

場内は結構な人で賑わっているけど、
女性の比率が高いのも特徴的。

夜景も人気らしいけど、
工場萌えな人って多いのね。