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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

近代日本の花鳥画 展@講談社野間記念館 2016年3月5日(土)

一般の入場料は500円だけど
招待券を頂いた。

会期は明日が最終日。

それもあってか会場内は
そこそこの混雑。

客層は老齢に振れており、
中でも夫婦連れと思わしき、が多い。


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自分も、もうイイ歳だし、
刺激のある現代アートを多く観ていると
時々こういった柔らか目の作品群で和みたくなる。


展示内容はと言えば、同館お得意の「色紙」大のモノが
今回は異様に多く、それも〔十二カ月図〕に特化している。

中には『栖鳳』の〔犬〕のような花鳥ですらない作品もあるけど
例外的。


色紙という小さい世界に、日本の四季の移ろいを鋭く捉え、
それが随分な人数分あるわけだから、素材も表現も多様。

でもなぁ、現代の季節感とは少々合わない部分もあり、
例えば蛍が五月に入っていたり
西洋人形が十二月だったりとか。


小さな鳥の類いも、イマイマの都会であっても
気を付けてさえいれば目に入って来るんだろうが、
そんなことも忘れてしまう程、忙しない日常をおくっているんだなと
改めて気付かされたし、同時に一服の清涼剤にもなった。