封切り三日目。
席数224の【CHANTER-1】は満員の盛況。
客層はやはり高齢者の
それも男性に振れている。
それも男性に振れている。

何がしかの事情により
家族関係を偽装するとのプロットは
随分と手垢のついたものと思っていたけど、
切り口によっては、まだまだ料理のしがいのある素材と
再認識した。
家族関係を偽装するとのプロットは
随分と手垢のついたものと思っていたけど、
切り口によっては、まだまだ料理のしがいのある素材と
再認識した。
しかし、そこで彼を待っていたのは
安住とは程遠い暮らし。
安住とは程遠い暮らし。
フランスでは移民の割合が一割を超え、
独自のコミュニティを構築、
犯罪も多発し、元々の国民との軋轢も発生する。
独自のコミュニティを構築、
犯罪も多発し、元々の国民との軋轢も発生する。
次第に家族的な要素を帯びて来る。
ここいら辺、家族の本質って何さ、との命題もあるのだが、
感情をぶつけ合うことで、その絆が次第に強くなって行くのは
何とも皮肉に見える。
感情をぶつけ合うことで、その絆が次第に強くなって行くのは
何とも皮肉に見える。
要は環境が彼らを結びつくように仕向けている。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆。
それにしても、後味の悪い幕切れだ。
難民や移民の問題は特に欧州に於いては普遍的。
難民や移民の問題は特に欧州に於いては普遍的。
国によっても対応に差があるわけで、
一家族の懸案が(結果はともあれ)収斂したといっても、
それはほんの一部にしか過ぎず
本質が解決されたわけではけしてない。
一家族の懸案が(結果はともあれ)収斂したといっても、
それはほんの一部にしか過ぎず
本質が解決されたわけではけしてない。
そしてもう一つ、この日本語のタイトルや
宣伝の惹句に魅かれた人も多いんだろうな。
そういった客にとっては、肩透かしかもしれない。
宣伝の惹句に魅かれた人も多いんだろうな。
そういった客にとっては、肩透かしかもしれない。
実態は一人の男が、或いは女性や子供が
幾つかのくびきから解き放たれる
人間ドラマの要素が濃い作品なのだから。
幾つかのくびきから解き放たれる
人間ドラマの要素が濃い作品なのだから。