封切り三日目。
席数134の【シアター6】は満員の盛況。

一度囚われてしまったら、命を捨てる覚悟が
スパイとしてあり方なんだろうか。
スパイとしてあり方なんだろうか。
では国家は、どういったカタチで
その気概に報いるのか。
その気概に報いるのか。
公正の国であることを知らしめるため、
裁判を開き弁護士も選任する。しかし、
そこでは本当の意味での正義は求められていない。
裁判を開き弁護士も選任する。しかし、
そこでは本当の意味での正義は求められていない。
たぶんに過剰な描写とも思えるが、
主人公だけが信義に基づき公正に行動し、
先の先を冷徹に見て判断している。
主人公だけが信義に基づき公正に行動し、
先の先を冷徹に見て判断している。
そしてまた現代でも
凶悪事件を担当した弁護士は匿名的な市井民から
言われない迫害を受ける。
加えた側は、自分の側に正義があると誤認している。
凶悪事件を担当した弁護士は匿名的な市井民から
言われない迫害を受ける。
加えた側は、自分の側に正義があると誤認している。
何時の時代でも、国が違っても
普遍的な世の習いではある。
普遍的な世の習いではある。
イマイマの日本に置き換えても
なんら違和感を感じないエピソードであることよ。
なんら違和感を感じないエピソードであることよ。
しかし最も怖いと思ったのは、
筋の主体とはあまり関係の無い、何気ないシーン。
筋の主体とはあまり関係の無い、何気ないシーン。
本国に戻った彼は、やはり電車の中から
少年たちが金網の柵を越え、
家の庭から庭へと自由気ままに移動するのを見る。
少年たちが金網の柵を越え、
家の庭から庭へと自由気ままに移動するのを見る。
同じ動作に対する、あまりにも対照的な描写。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆★。
取り留めのない書きっぷりになってしまった。