RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

スター・ウォーズ フォースの覚醒@109シネマズ川崎 2015年12月19日(土)

封切り二日目。

席数345の【シアター6】は満員の盛況。
まさに老いも若きも、と言った感じ。

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昨日の封切り初日は
全国全館一斉18:30~の一回限りの上映で、
要はイベント的なもの。
実質、本日が初日と同様だろうし。


勿論、それに向けての各館の煽りも相当なもの。

【チネッチッタ】では『The 501st Legion 日本支部』の皆様が出撃中。

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エレベーター前に立ち、注文に応じてポーズをとったり
一緒に写真におさまったりのサービスで、この地域の制圧も間近な感じ。

確か日本では二十人くらいしか「ストーム・トルーパー」はいないと記憶しているので、
昨日・今日と、大車輪の活動なんだろうな。


一方の【109シネマズ】はメモリアルパンフレットを用意。
通常品とは異なる表紙と当日の日付が入って千円。

加えてプレミアム感を出す為だろうか、
特定回のチケット購入者のみの特典とし、

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当日限り、しかもチケット一枚につき一冊のみ限定、と
これは多くの人がなびくよ。


妖怪ウォッチ〕の新作も本日初日なものだから、
ロビーから人が外に溢れ出るほどの混雑。

いかに、日頃映画館に来ない人の惹きになっているか
というコトだけど、ムカシはこれくらいの入りは当たり前だった気もする。


で、本編。
非常に巧く纏まっている印象。

正直、『リイ・ブラケット』と『ローレンス・カスダン』が組んだ
〔エピソードⅤ〕がシリーズ中の最上作と思っているけれど、
本編は『カスダン』+『マイケル・アーント』のクレジット。

以降の〔Ⅷ~Ⅸ〕へ、綺麗に繋いで行こうとの意図かもしれない。


何となれば、新奇性のあまり感じられない
監督の『J・J・エイブラムス』の上手さだけが際立つ一篇だから。

勿論、過去、「砂の惑星」「氷の惑星」「森の惑星」と、
五元素のかなりの部分を使っているから、そうそう新しいものが
出て来る要素も無いだろう。

多くは、〔Ⅳ~Ⅵ〕の場面のコラージュで、
かなり既視感あるし、〔ガンダム〕の一シーンや
鳥山明』のキャラを思わせるクリーチャーまであるんだから。


それでも、お馴染みのオープニングロールと音楽で
胸は高鳴る。

本来であれば「20世紀フォックス」のファンファーレに続くことが望ましい訳だけど、
「ディズニー」に権利が渡ってしまっちゃ~。

それでも最低限の配慮をしてくれているのは
流石かもしれない。


ただ一番驚いたのは、世界観のスムースな繋ぎ。
〔エピソードⅥ〕の公開から三十二年経ち、
物語もそれくらいの時間が経過している前提なのだが、
キャリー・フィッシャー』のあまりに残念な変容ぶりを除けば、
マーク・ハミル』『ハリソン・フォード』の二人は、らしい歳のとり方と造形。


他方、残念なのは、敵役キャラの、あまりのちっちゃさ。
意図的に、その様な設定にしているらしく、
それっぽいシーンも挿入はしている。

でも悪役は『ダース・ベイダー』くらい強大でないと・・・・。
倒し、乗り越えることで、主人公は成長するんだから。

それとも、『カイロ・レン』も
悪として順調に成長するんだろうか。


評価は、☆五点満点で☆☆☆☆。

今後に期待ということで。