封切り二日目。
席数224の【CHANTER-1】の入りは満員の盛況。
所謂、小隊モノに分類されるだろうか。
各地を転戦しながらミッションを果たす。
各地を転戦しながらミッションを果たす。
しかし、実話をベースにした本作、
目指すのが場所や人ではなく、大量のモノであるところが
一風変わっている。
目指すのが場所や人ではなく、大量のモノであるところが
一風変わっている。
つい数年前にも、
同じような経緯を辿った美術品の数々が
発見されたのがニュースになったばかりだし。
同じような経緯を辿った美術品の数々が
発見されたのがニュースになったばかりだし。
物語の導入部は、どうにも歯切れが悪く
面白みに欠ける。
面白みに欠ける。
それが、二時間という尺の制限がある為だろう、
かなり端折られており、人物紹介にも十分でないし、
ましてや、やり様によっては、もっと面白くなっただろうにと
残念でならない造り。
かなり端折られており、人物紹介にも十分でないし、
ましてや、やり様によっては、もっと面白くなっただろうにと
残念でならない造り。
戦場の場面になっても、そのがっかり感は続く。
この場面に出て来た人は、どんな関係があって
今後、どんな風に主題に係って行くのかも判然とせず、
ん~、ただでさえ外国人の顔と名前は憶え辛いのに、
ましてや第二次大戦時にヨーロッパ戦線の歴史的事実なんて
記憶に殆どない訳だから、余計に混乱してしまう。
今後、どんな風に主題に係って行くのかも判然とせず、
ん~、ただでさえ外国人の顔と名前は憶え辛いのに、
ましてや第二次大戦時にヨーロッパ戦線の歴史的事実なんて
記憶に殆どない訳だから、余計に混乱してしまう。
これは、日本に限らず、多くの国の観客だって
同様ではないだろうか。
同様ではないだろうか。
かなり不親切な構造なのだ。
ただ、終盤に向かい、
目当ての美術品が発見される件になると、
今までのまだるっこさを吹き飛ばすキレの良さ。
目当ての美術品が発見される件になると、
今までのまだるっこさを吹き飛ばすキレの良さ。
観ている側も思わず快哉を叫ぶだろう。
旧ソ連軍を揶揄しているような描写の多さ、
最後に自分の父親を登場させるような身内贔屓も
ちょっと鼻に付くけれど、
総じてみれば、それなりのエンターテインメントとして成立するのは、
縁の下の力持ちとして働いた人々に
きちっとスポットライトを当てた企画の勝利だろう。
最後に自分の父親を登場させるような身内贔屓も
ちょっと鼻に付くけれど、
総じてみれば、それなりのエンターテインメントとして成立するのは、
縁の下の力持ちとして働いた人々に
きちっとスポットライトを当てた企画の勝利だろう。
評価は、☆五点満点で☆☆☆★。
観終わって劇場を出ると
腕章を付けた若いお兄さんに呼び止められる。
腕章を付けた若いお兄さんに呼び止められる。
「ぴあ」の出口調査ね。
映画館には人並み以上に通っているつもりだけど、
これは初めての体験。
これは初めての体験。
「65点くらいですかね」と
答えておいたけど、その背景には、これくらいの
イイタイコトがあるんだよね。
答えておいたけど、その背景には、これくらいの
イイタイコトがあるんだよね。
あと、今日は初日ぢゃないですけど。