封切り四日目。
席数183の標題館の入りは八割ほど。
「R15+]が付いているだけあって、
客の年齢層は高め。
「R15+]が付いているだけあって、
客の年齢層は高め。
監督が、あの『マシュー・ヴォーン』だから、
色んな意味での事前期待は持つ。
色んな意味での事前期待は持つ。
ただ、観終わった時に、本品に
こんなレイティングを付ける必要がホントにあるのかね、
とは思ったけど。
こんなレイティングを付ける必要がホントにあるのかね、
とは思ったけど。
幾つかの要素が全て
二面性を持つことで成立している映画と言えようか。
二面性を持つことで成立している映画と言えようか。
「キングスマン」の構成員は、どこまで行っても英国の紳士風。
コードネームでさえ「アーサー王伝説」から摂られている。
一方、敵対する『リッチモンド・ヴァレンタイン』は
アメリカのIT長者でその服装もラッパーのよう。そして、黒人。
コードネームでさえ「アーサー王伝説」から摂られている。
一方、敵対する『リッチモンド・ヴァレンタイン』は
アメリカのIT長者でその服装もラッパーのよう。そして、黒人。
こんなのはほんの手始め。
映画らしい嘘くささと、
現実世界ではこれがホントだろうと思われる結末を
臆面も無く融通無碍に使い分け、
これが却って観る側には、意表を突く展開と映る。
現実世界ではこれがホントだろうと思われる結末を
臆面も無く融通無碍に使い分け、
これが却って観る側には、意表を突く展開と映る。
直近では英国紳士の、それも気の弱そうな役が多かった『コリン・ファース』が、
此処では外連味たっぷりなアクションを颯爽と演じている。
真面目な口調と物腰、顔つきでやられると
それだけで可笑しくなる、そのギャップも堪らない。
此処では外連味たっぷりなアクションを颯爽と演じている。
真面目な口調と物腰、顔つきでやられると
それだけで可笑しくなる、そのギャップも堪らない。
この手の作品にはツキモノノの思わぬ人物の裏切りや
驚くような死というお約束もきっちりと盛り込み、
これが無くては始まらない
秘密道具の数々とそれを活躍させる幾つかのシュチュエーションも用意し
ある意味スパイものの王道を行っている。
驚くような死というお約束もきっちりと盛り込み、
これが無くては始まらない
秘密道具の数々とそれを活躍させる幾つかのシュチュエーションも用意し
ある意味スパイものの王道を行っている。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆★。