RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

ShinPA!!!!!!!!!東京展@佐藤美術館 2015年7月12日(日)

本日最終日。

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それも勿論だろうし、
五階では公開制作も行われているためだろう、
場内はかなりの人で溢れている。

こんなに多くの来場者を見るのは
久し振りかも。


”ShinPA”も十回を数える。

一般的には、節目 と表現されるだろう本展は
かなりの充実さ加減で満足度は高い。


一番面白かったのは『阿部穣』の〔登竜門〕。
滝の深淵に潜む鯉が
まさに天空へと翔け上がり、
龍へと変容する一瞬を描き出している。

素材として使われているのは
何とコンクリート

鏝絵の技法だろうか。
鱗の硬質な表現が素晴らしい。


猫を題材とした作品が二つ。
『小宮絵莉』の〔ねこ〕と
『金木正子』の〔旋律〕。

前者は猫が連なり、そのものの字を作っている。
後者は毛並の質感の表現がよい感じ。


『小林英且』の〔記憶~深層~〕も上々。
シーラカンスはさて置き、正面を向いて立つ女性の
面立ちが好ましい。


『井上越道』の〔迫るゴールライン500m・決断の時〕も
疾走感を十分に感じる描写だし。


いやいや、楽しませて貰った。