
約九十の作品が展示され、
受賞作には、その旨の案内も付されている。
受賞作には、その旨の案内も付されている。
毎年のこととて選考者の好みだが
抽象作品が多いのが本展の特徴。
加えて今年は具象作品でも
観念的な描写が多く、ちょっと戸惑ってしまった。
これも選考委員の顔ぶれを考慮しての表現選択だろうか。
抽象作品が多いのが本展の特徴。
加えて今年は具象作品でも
観念的な描写が多く、ちょっと戸惑ってしまった。
これも選考委員の顔ぶれを考慮しての表現選択だろうか。
一番笑ってしまったのが
『桜間級子』の映像作品〔バラ色の人生 La Vie En Rose〕で四分弱の小品。
『桜間級子』の映像作品〔バラ色の人生 La Vie En Rose〕で四分弱の小品。
確かに身体性は素晴らしいんだけど、
この「振り付け」はどう考えても「ラジオ体操」のそれのアレンジだろう。
この「振り付け」はどう考えても「ラジオ体操」のそれのアレンジだろう。
にこやかな顔で、やられてしまうと、とってもな違和感。
平面では
『福田絵理』の〔閉じられず、されど開かず〕。
見える壁面は全て灰色。しかし正面の壁だけは
細いスリットが四本、縦に開けられ、
そこから光が流れ込んでいる。
『福田絵理』の〔閉じられず、されど開かず〕。
見える壁面は全て灰色。しかし正面の壁だけは
細いスリットが四本、縦に開けられ、
そこから光が流れ込んでいる。
外界とは繋がっている様でもあり、そうでも無し。
開けている様でもあり、そうでも無し。
開けている様でもあり、そうでも無し。
何と無く、中途半端な状況に置かれている
イマイマの自分の表象か。
イマイマの自分の表象か。
造形では
『飯島暉子』の〔キャミソール〕。
針金と布を使って、キャミソールの残滓が
錆びて朽ちたように横たわっている。
『飯島暉子』の〔キャミソール〕。
針金と布を使って、キャミソールの残滓が
錆びて朽ちたように横たわっている。
過去の惜別かもしれないし、愛の不毛かもしれない。
これを前にした時の感慨は、かなり様々だろう。
会期は~6月28日(日)まで。