封切り二週目に突入。
席数244と比較的大き目の【CINE 7】の入りは、
八割程度で盛況。
八割程度で盛況。
客層は中高年の夫婦連れが多し。
舞台は「縁切寺」の別名で知られる
鎌倉は「東慶寺」。
ここに複数の女達が夫との離縁を望んで駆け込み、
同時期に門前の御用宿に
宿主の甥で駆出し戯作者の『中村信次郎(大泉洋)』が
江戸から舞い戻ったことで起きる騒動の数々が描かれる。
鎌倉は「東慶寺」。
ここに複数の女達が夫との離縁を望んで駆け込み、
同時期に門前の御用宿に
宿主の甥で駆出し戯作者の『中村信次郎(大泉洋)』が
江戸から舞い戻ったことで起きる騒動の数々が描かれる。
それ以外でも、侠客のべらんめぇ口調、
他の人の口から流れる洒落た言い回し、
都々逸であったり、芝居の科白であったりと、
往時の庶民の見識の広さが溢れ出る。
他の人の口から流れる洒落た言い回し、
都々逸であったり、芝居の科白であったりと、
往時の庶民の見識の広さが溢れ出る。
一方、我々はと言えば、その類の世界には馴染みがとんと薄く、
ついて行くだけで精一杯、原作者が描きたかった世界の
半分も理解できたかどうか・・・・。
ついて行くだけで精一杯、原作者が描きたかった世界の
半分も理解できたかどうか・・・・。
唯一の瑕疵は、登場人物が多く、
皆が夫々の背景を持っているため、
それらを全て描き切れなかったことか。
皆が夫々の背景を持っているため、
それらを全て描き切れなかったことか。
「東慶寺」や当時の離縁の仕組みについては
口頭での説明になるのは仕方がないコトながら、
ある特定の幾人かの態度や変節が
その過去にあることは明らかなのに、
結果だけがぽ~んと提示されるため、
どうにも唐突さは否めない。
口頭での説明になるのは仕方がないコトながら、
ある特定の幾人かの態度や変節が
その過去にあることは明らかなのに、
結果だけがぽ~んと提示されるため、
どうにも唐突さは否めない。
評価は☆五点満点で☆☆☆☆。
ではあるけれど、それを補って余り有る
スピード感。
軽妙な文体をまんま再現した
監督の力量には唸ってしまった。
スピード感。
軽妙な文体をまんま再現した
監督の力量には唸ってしまった。