RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

荒木経惟写真展@スペース オー 2015年5月2日(土)

真夏を思わせる好天のせいか、【表参道】~【原宿】あたりは
人で溢れている。

ただでさえ人の多い通りなのに、
最近は外国人観光客の分がまんま乗っかり、
更に凄いコトになっている。


標題施設はこの時期、判り易い企画~例えば『清川あさみ』とか~
をぶつけて来る傾向にあり、あまり混んでいたら、
踵を返そうかと思ってたのよね、正直なところ。

びくびくしながらエスカレーターを降りると、
おや、思いの外 空いている。

これならゆったりと観られるんじゃないか、
かなりラッキーかも。

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「男 -アラーキーの裸ノ顔- 」なる副題が冠されているが、
それが集客の邪魔になっているんだろうか。
会期は~5月6日(水)まで


『タケシ』に始まり『タケシ』に終わる、総勢200名以上の漢の顔が
ずら~りと並んでいる。
期間も1997年~2014年まで。


最古の二十年ほど前の作品では、確かに知っている名前ながら
へぇ、彼はこんな顔だったんだと、改めて認識を新たにする。

並んでいる多くの名前は、勿論 物故者もあるけれど、
ほとんどは現在でも活躍している人々で、
その意味ではセレクションの確かさを再認識する場でもある。


俳優さんが固まって在る箇所は歩みが鈍くなり、
作家や画家、その他の有名人が多い場所では
途端に早くなる。そんな鑑賞者の素行を見るだけでも面白いんだが、
いかんいかん、此処は折角並んでいる、多くの有名人達の
過去の面構えに集中しないとな。

勿論、知らない名前もちらほらとあるんだけど、
それにしても皆、初々しさが垣間見えたり
脂が乗り切っていたり、いい顔をしているなぁ。