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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

画心展@佐藤美術館 2015年4月24日(金)

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タイトルに「vol.5」とあるように
京都造形芸術大学日本画研究室選抜新人作家展」も はや五回目。

今回は計二十六名の作品が展示され、
会期は~4月30日(木)まで。


訪問したのが平日の昼下がりと言うこともあろう、
五階の受付には芳名帳だけがぽつんと置かれ、
係り員の姿も見えず、ましてや来訪者も
自分以外の人影はなく、ちょっと寂しい。


しかし内容はかなりの充実度ではないか。

最早馴染みの『顧洛水』の物語世界にはうっとりするし、
軸と屏風に仕立てられた『八木佑介』の真夜中の静謐な空間描写には
ココロが落ち着きながらも孤独さも感じられるし。

『鈴木千晴』の〔集合〕は、日本画なのに
セザンヌ』の静物画を思わせる色合いが面白いし、
『鹿野正博』の〔豊兆〕は雪の中に佇む寺社の御堂から洩れる明かりが
ココロの拠所にも見えてしまう。


綺麗な写真が掲載された作品集も無料で配布されているから
十分に行く価値アリと思う。