RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

映画 暗殺教室@109シネマズ川崎 2015年4月10日(金)

封切り三週目。

席数246の【シアター1】の入りは四割ほど。


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オハナシは突然に始まる。

月の七割を消し去った「超生物」が
「来年三月までに自分を殺さなければ地球を破壊する」と宣言し
期間猶予の前提として
『椚ヶ丘中学校 3年E組』の担任になり、
そこの生徒達に自分を暗殺させる任務を担わすことを要求する。

その生物『殺せんせー』はマッハ20(笑)で移動できるため、
生半可な攻撃では倒すことができず、国家では勿論のこと、
地球規模でも手をこまねいている状況。

突然の提示に困惑する生徒達だったが、
100億円の成功報酬に色めき立ち、
日々暗殺業務(と、勉学に)励む。


いや~、全くもって荒唐無稽だけど、
ここまで馬鹿馬鹿しいと、ある種すかっとして気分が良い。

設定もかなり無茶苦茶だし
ストーリーもあってないようなものだし、
ギャグを繰り返す為に、取って付けたような感さえある。

普段はちゃらんぽらんそうな『殺せんせー』が
時としてシリアスなるシーンでも、その背景に一貫性はないし、
後付けでどんな理由もこじつけられる、
要は繋がれば良い、くらいの適当さ。


本作の興行成績とは関係なく、
最初から続編ありきで脚本は練られているようで、
幾つかの謎~「超生物」とは一体何で
本当の目的は何なのか~は、ちらりとヒントが出されるだけで、
その殆どが次作へと持ち越しになる。

要は千円強を払って、壮大な予告編を見せられた感もあるけど、
そこそこ笑えたから、ま、善しとするかな。


評価は☆五点満点で☆☆☆★。


ただ、それにして、次々と送り込まれる刺客は
脈絡なく、唐突感ありまくり。

今後登場が予想される人物についても
予め言及されてはいるが、
最終的にきちんと収斂するんだろかと、
余計な心配をしてしまった。