封切り三週目。
席数115の【SCREEN4】の入りは九割ほどで盛況。
母娘やファンらしい男子連れ・女子連れと
客層は多様だが、高齢者の姿はあまり見かけない。
客層は多様だが、高齢者の姿はあまり見かけない。
これは、ある意味
不幸な作品だと思った。
不幸な作品だと思った。
で、予め断っておくが自分は
所謂「モノノフ」ではない。
所謂「モノノフ」ではない。
例えば本作では、主演の五人が元々持っているイメージカラーが
さりげなく使われているんだと聞かされても、
最初から顔と名前すら一致してないんだから、なんのこちゃら、
である。
さりげなく使われているんだと聞かされても、
最初から顔と名前すら一致してないんだから、なんのこちゃら、
である。
なので、かなりフラットに観ることができた感想は、
「かなりの傑作だ」。
「かなりの傑作だ」。
評価は☆五点満点で☆☆☆☆★。
彼女達の演技力も、言われているほど酷くない。
いや、寧ろ、そこいら辺のアイドルから女優に転身し、
数年経った人達よりも、はっきりと上だと言い切れる。
いや、寧ろ、そこいら辺のアイドルから女優に転身し、
数年経った人達よりも、はっきりと上だと言い切れる。
彼女の存在が、画面を相当引き締めている
その功や大だとしても。
その功や大だとしても。
勿論、不満がないわけではない。
それは特に二人きりの会話の時に顕著。
まぁ舞台では、観客は、笑ってやろう笑ってやろうと
待ち構えているし、作者や演出家の癖も判っているからね。
待ち構えているし、作者や演出家の癖も判っているからね。
一方、映画では、より広範な来場者を対象にしているから
受容性の共通項も狭すぎるので、さらっとスルーされることがままあり、
本編でも幾つかのシーンで、それは見られた。
受容性の共通項も狭すぎるので、さらっとスルーされることがままあり、
本編でも幾つかのシーンで、それは見られた。
幾つものシーンで、「あ、これは上手いな」と
唸ってしまった。
唸ってしまった。
が一番の功績は、その世界観の設定だろう。
演劇への、とりわけ高校演劇への作者の熱いリスペクトが
笑いと涙と感動を持って押し寄せて来る。
演劇への、とりわけ高校演劇への作者の熱いリスペクトが
笑いと涙と感動を持って押し寄せて来る。
それにしても、「あれぇ、確か彼女等は五人組だよね」と疑問に思うほど
その中の三人にだけスポットがあてられオハナシが進行するのには驚いた。
ただ最終的には、ちゃんと全員揃ってのエンディングになるんだねぇ。
その中の三人にだけスポットがあてられオハナシが進行するのには驚いた。
ただ最終的には、ちゃんと全員揃ってのエンディングになるんだねぇ。