RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

多摩美術大学 工芸学科 卒業制作展 2015@スパイラルガーデン 2015年2月21日(土)

本来であれば
「藝大」の「卒展」が毎年のハナを切る恒例行事なんだが、
今年は会期と日時の設定がイレギュラーで、
美術館の前まで行った途端に、
係りの女性から「もう終了で~す」と引導を渡されたしまった
苦い思い。

もっと鑑賞者の側の都合に配慮しようよ、
観て貰ってナンボなんだからさぁと毒づいても
後の祭り。

仕方がない、次回からは、もっときちんと
日時を確認しようとの反省材料。


おっと、閑話休題


標題展の会期は
本日が初日で~3月3日(火)まで。

前・後期に分かれて、
前期は~25日(水)まで。
後期は27日(金)~。


イメージ 1


火仕事 -ほごと-との副題も付けられ、
如何にも 工芸学科 の名は体をもってあらわしている。


で、入り口直ぐに展示されている
『三好愛音』の作品が、もの凄くツボ。

猫風船なんだけどね。

この感性の良さは、実物を観ないと判らないかも。
も~思わず、ふふって、吹き出しちゃうから。


陶・金属・硝子と
何れも熱を加えて加工する素材の作品が並んでいるのは
タイトル通り。

そして、総じて出来が良い。

中には『ジャコメッティ』を感じさせる作品
(これは不思議なコトに自分だけでなく、
同じタイミングで鑑賞していた全くの他人も、同行者に同様の感想を洩らしていた)を始めとして、
既視感が強いモノもあるけれど、
でもね、斬新さがキラリと光る逸品が多い。