磯部光太郎 日本画展＠伊藤忠青山アートスクエア 2015年2月21日（土）

会期は～2月22日（日）まで。

『東京美術倶楽部』の”アートアワード・ネクスト”で観て以来
気になっている作家さん。

「―Biotop 生き物のいる場所―」の副題の通り、
ビオトープに集う小さな虫たちが、生き生きと描かれている。

時としてその生態はユーモラス。
或いはユニークなタイトルを付けられ、
観ているだけで、ココロがほっと和む気がする。

大方の絵の主役を張るのは「蛙」。
これも虫偏の感じだから、昔の人にとっては
蜻蛉等と同じにカテゴライズされる小動物なんだろう。

して、このヒトの作品の背景は茶や緑系の配色しか記憶に無かったんだけど、
本展では、春は曙のような、淡い明るさを湛えたものもあり、
若干のテイストの違いが、思わぬ面白みを出していた。