それ程の不人気物件なのかと訝っていたら、
場内はそこそこの混雑で例年通りの人の入り。
場内はそこそこの混雑で例年通りの人の入り。
若手ばかりかと思って履歴を見れば
自分とあまり変わらない年齢の作家さんもおり、
幾つになっても表現の強さがキモなのねぇと
想いを新たにする。
自分とあまり変わらない年齢の作家さんもおり、
幾つになっても表現の強さがキモなのねぇと
想いを新たにする。
『入江明日香』の一連の作品にぶっ飛んだ。
銅板という制作技術が信じられない流麗な表現。
そして濃淡を生かした繊細な描写。
そして濃淡を生かした繊細な描写。
一部コラージュを使っているようだから、
部分によっては貼り付けもしているんだろうけど、
それにしても、だ。
部分によっては貼り付けもしているんだろうけど、
それにしても、だ。
大小や時代や空間が混在する大胆な構想。
仔細に見ながら、包含されている意味性を探り、
描き込まれた文物を探せば、都度発見があり見飽きない。
描き込まれた文物を探せば、都度発見があり見飽きない。
素晴しい。
でも確か、なんだよねぇ。
例え材料が紙であっても、これだけの細さで、
この構造物は簡単ではないだろう。
この構造物は簡単ではないだろう。
底辺を合わせて上下にシンメトリーな造りは、
さながら、水に映った逆さ富士のイメージか。
さながら、水に映った逆さ富士のイメージか。
本作には多くの人がカメラを向けている(ちなみに一部作品を除き
撮影可)。
撮影可)。
モノクロからカラーへと表現も変わり
一本の太い線として軌跡が画面を横切る。
一本の太い線として軌跡が画面を横切る。
背景はぼうとしたり平板化し、太陽と月が強く自己主張する。
それ以外の作家さん達も、十分な見応えで、
いやいや今年も来て良かった。
いやいや今年も来て良かった。
会期は~1月25日(日)まで。