RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

作家の現在 これまでとこれから@東京都写真美術館 2026年1月2日(金)

本日無料の日。

標題展もやはり「総合開館30周年記念」と記されている。

 

一般の入場料は700円。

展示作家は
石内都志賀理江子金村修、藤岡亜弥、川田喜久治』の五名。


入って直ぐの場所の展示は『石内都』の〔ひろしま〕。

彼女のこのシリーズは何度観たことだろうか。
広島で被爆された方々の遺品をモチーフとした写真の数々。

そこに人物は居なくとも、
遺された衣類が雄弁に人々の運命を物語る。

そして戦争の名のもとに、
愚かしい行いをする人間の存在も透けて見える。


『藤岡亜弥』の作品は{川はゆく}と
〔Hiroshima Today〕より。

後者は2018年から2025年までの定点観測。
年度ごとに同じ枚数の写真が並んでいる。

(おそらく)8月6日「原爆の日」の
平和記念公園」周辺のスナップも、
同じく慰霊にして不戦の誓いの日のハズなのに、
画面のトーンは驚くほど異なる。

そして前者の冒頭の作品タイトルは〔魔貫光殺砲〕。
初めて見た時には画面を一瞥してタイトルを想起でき、
且つ「JK」のおふざけを写した一枚かと思った。

しかし写り込んだ背景の建物が目に入った途端に
文脈は変わって来る。

これは彼女が継続して撮り続けている、
「広島」の一部なのだ。

22017年の「@ガーディアン・ガーデン」での写真展
”アヤ子、形而上学的研究”を観ているだけに、
よりその思いが強くなる。


会期は~1月25日(日)まで。