外宮~内宮の移動はバスが便利。
乗車も(外宮前ではなく)始発の伊勢市駅前からの方が
座れる確率高し。
料金はこの時点で470円。
乗車時と降車時にICパネルをタッチする方式。
乗り場は⑩番。
⑦番からも可だが、中途駅が多く、より時間が掛かるよう。
所用時間は10分とされていたが、
実際には20分弱で、
乗降客の多さと、
戸惑う外人さんにも影響されるよう。
内宮前のバス停は参道からはやや離れた場所。
が、人の流れに付いて進めば、問題なく着く。
参道を進を進めば「宇治橋鳥居」が見えて来る。
その先には「宇治橋」。「ここでは右側通行」の高札。
下を清流「五十鈴川」が流れ、
白い鷺の姿が其処彼処に見える。
自宅の回りにも鷺は多くいるけど、
こうした場では清澄に見えてしまうのが不思議(笑)。
玉砂利を踏みながら幾つかの鳥居を抜け、
「火除橋」を渡り「手水舎」で手と口を清め、
先ずは「御正宮」を目指す。
写真撮影は階段の下から。
この先は既にして神域。
祀られているのは「天照大御神」。
二千年前の御鎮座と聞く。
「外宮」よりも圧倒的に人が、
特に外人さんも多く、ざわざわと騒がしい。
早朝や夕刻なら、もっと受ける印象が違うのかな、とも思う。
また「立ち入り禁止」の場所に入って行く人もおり、
心を乱す行為も散見される。
「風日祈宮橋」の下には
「島路川」が流れる。
川の神を祀る「瀧祭神」。
⼭の神と安産⼦授けの⼥神を祀る「⼤⼭祇神社」「⼦安神社」とお参りする。
「四⾄神」の写真は撮り忘れも、
これで祭神は全てお参り。
周囲の大木は深閑とし、
緑は美しい。
紅葉は進んでいないものの、
今年の気温の高さを勘案すれば
致し方のないところ。
「外宮」に比べ歩く距離は長いものの、
所要時間は90分まではかからず。
これなら弾丸で「外宮」~「内宮」と
一日で回り切るのも可能かなと思ったり。
「宇治橋」を戻り、まだ時間も早いので、
「猿田彦神社」もお参りしようと思い立つ。
「おかげ横丁」を抜け、20分強の行程か。
東京に住まう人には「猿田彦珈琲」でお馴染みも、
元々は直接の関係は無かった由。
なので境内にも当該のチェーン店は見当たらない(笑)。
「佐瑠女神社」は改修中のためお参りは叶わなかったが、
「方位石」には願を掛け、
「たから石」には手を合わせ神社を後にする。
「おかげ横丁」に戻り、
昼を食べお土産を買えば、あとは東京に戻るばかり。
土産物屋の中には、自店での買い物を条件に、
荷物を預かってくれる店もあり、
成る程、よく考えたシステムだなと感心する。
内宮前~五十鈴川駅はバスで10分ほど。
料金は260円。
停留所の前には「乗合自動車内宮前駅」の駅舎が。
中のベンチで座って待つことも、
バスの切符を買うことも可能。
バスは表示されている定時以外にも
混雑状況により臨時バスが随時出される。
平日昼下がりなのに、
臨機応変な対応を有り難く感じる。
五十鈴川駅は
周辺も駅の中も、
ほぼ何も無い。
なのでお土産は事前に買っておくべき。
ただ、乗客は三々五々あり、
駅員さんは案内で忙しそう。
自分たちの乗った特急は
同駅が始発だったようで空き空き。
ただ、到着のアナウンスは無く、
構内の表示を見ながらホームに降りれば
既にして列車は到着している。
更に発車のベルも無かったような・・・・。
何はともあれ、無事に乗れて良かった。
自宅まではこれから四時間近く掛かるけど、
満足した旅の記憶を胸に
ふかっとしたシートに身体を沈める。