別に書いている
「伊勢外宮参道 伊勢神泉:温泉旅館①」とは対になる備忘録。
お参りの仕方については
Web上に多くの記事があるので
そちらを参照するのが吉。
「お伊勢参りは外宮から」と言われているらしいので、
それに従いお参りする。
参道は駅の真ん前に石畳が見え、
驚くほどの至近。
両側には宿/土産物/飲食店が軒を連ねる。
昼下がりの時間帯はさほどの人出にはなっておらず。
きょろきょろしながら歩を進めれば
ほんの数分で「表参道火除橋」に。
「ここでは左側通行」の高札もあり。
「豊受大神宮(外宮)」の縁起も記載され、
ふむふむと頷きながら最初の鳥居を
ちょこんとお辞儀をして通り抜ける。
左手の「手水舎」で
手と口を清める(作法の指南あり)。
鳥居をくぐる度に、参道は鬱蒼とした樹々に囲まれる。
幹の太さには驚かされるばかり。
静謐で凛とした空気。
肺が清浄に満たされるよう。
玉砂利を踏むこと数分で、
右手に「正宮」が見えて来る。
御祭神は「豊受大御神」。
ここから先は脱帽且つ写真撮影禁止の神域。
お賽銭を入れ、二礼二拍手一礼の倣いに従う。
自分勝手なお願いは
「これからも家族が安全に不自由なく暮らせますように」。
「正宮」の隣には「新御敷地」が。
次の「式年遷宮」は2033年とのことで、
来年からは関連の祭事が予定されているよう。
前回の「遷宮」は2013年なので
今目の前に在る御社は築二十年には満たない計算。
それにしては古色を帯び、もっと時代が行っているような外観。
「土宮」
御祭神は「大土乃御祖神」。
と回り、祀られている神を確認し
同じ所作を繰り返す。
「勾玉池」を見ながら
脇に在る休憩所で暫しの休息を。
全ての御社をお参りしたあとは
「北御門鳥居」を通り「火除橋」に出る。
ここで最後のお辞儀をするのを忘れない。
随分とゆっくり歩いたつもりだが、
所要時間は一時間ほど。
陽はまだ明るいので、
別宮の「⽉夜⾒宮」も今日のうちにお参りしておこう。
徒歩10分ほどの行程で、やはり駅至近の場所。
祀られているのは「内宮」の「月読宮」と同じらしいが
表記は異なるのね。
御祭神は「月夜見尊/月夜見尊荒御魂」。
「天照大御神」の弟神とされている。
こちらは「外宮」よりも参拝者は少なく、
駅の真ん前に在りながら、
更に深閑とした雰囲気に満ちている。
「高河原神社」にもお参り。
奥の細い参道を更に進めば、
鳥居が在り、大木の洞には
お狐様が。
宮域に祀られてはいるものの、
こちらはそれほど古いものではないよう。
これであとは宿に戻るばかりも、
明日の移動の為に
駅前のバス乗り場と時刻表を確認する。
こうしておけば、後顧の憂いなし。