”水の國/白き森”と付されている。
{日本画}でありながら表現は{抽象}。
例えば〔蒼山〕や〔なつのやま〕と題された作品は
タイトルは似通っていつつ、
共に山の風景には見えず。
おそらくは作者がその場で感じた心象を
画面に落としているよう。
凡人な我々は、たぶん
同じようなシチュエーションで目を閉じても
山の形や翠の木々しか脳内には浮かんで来ないだろう。
〔WL-00*〕や
〔in her garden-*〕といったタイトルの作品が
複数あるのも特徴的。
中に共通するイメージを探そうとするのだが、
なかなかに・・・・。
〔隻日抄〕と題された『斉藤佳代』との共作の「折本」が面白い。
表現の異なる画が交互に現れる見せ方も含めて。
会期は~11月10日(日)まで。