開催期間が9月30日(月)~10月6日(日)の、ほんの一週間。
なので直前とは言え、情報を入手し訪問できたのはラッキー。
【7階丸ビルホール】では週末にかけ
無料のコンサートも開催されていたようだけど、
自分が見て回ったのは【1階マルキューブ】【3階回廊】のアート作品。
「三菱地所賞」受賞の計八名の出展。
圧巻は【3階回廊】のぐるりを使った『白家明』の〔華埠観察録〕。
カテゴリーは{建築}で、「中華街」を克明に記録した長大な作品。
その労力にも圧倒される。
【1階マルキューブ】では『鹿内日向子』の〔深淵にふれる〕。
描かれているのは机と椅子。机の方は子供の頃に買い与えられた「学習机」に見える。
が、その天板の上には、黒い靄のようなものがわだかまり、
主人公の過去からの感情の積み重ねのよう。
記憶は必ずしも美しいだけではないことの現れだろう。
観る者の想いを刺激するような一作。