展示そのものは、なんのことはない。
明治期~2010年代までの資生堂の商品が平台に並ぶ。
ただその数は半端ない、
200ほどは大きさも色も形状も様々。
そして年代ごとに纏められたそれらを見て行くと、
不思議なコトにまざまざと往時の記憶が蘇る。
自分であれば1970年代以降になろうか。
黄色とオレンジ色の「サンオイル」は、その頃
必要もないのに粋がって使っていた。
「ホネケーキ」の容器は
つい最近まで化粧石鹸入れに現役だった。
「MG5」のTVCMを思い出し、
でも自分が若い頃に実際に使っていたのは「タクティクス」。
今でも容器だけは棚の中に置いてある。
ひとつ化粧品に限らず、
身の回りを豊かにしてくれる品々がギャラリーの中に溢れ
感性を刺激する。
会場内は当然、女性の姿が圧倒的も、
男性も十分に楽しめる内容。
たまにはこうしたストレートな展示も良いものだ。
会期は~8月4日(日)まで。