サブタイトルにあるように
「1834(天保5年)~1940(昭和15年)」までの新宿の歴史を
浮世絵と写真、古地図で振り返る。
浮世絵は『広重(初代/二代)』が数点。
古地図は量は多いもののつぶさに見て行かないと
全体像が掴めないのが難点。
勿論、中には「淀橋浄水場」のような、
一目で判別できる構造物はあるものの。
とは言え、「東新宿」なる色気も素っ気も無い地名が
以前は「角筈」であったこと、
或いは「西新宿」も同様「淀橋」「十二社」であったことなどは
しっかりと読み取れる。
やはり判り易いのは数々の写真。
「武蔵野館」「松竹」を始めとする
劇場、などなど。
「専売局の工場」が在ったことや
「市ヶ谷の刑務所」などは
こうした記録を見ないと
存在したことすらピンと来ないだろう。
会期は~4月9日(日)まで。
前後期で展示替えがあるよう。