二人の名前が併記されているからには、
コラボ作品が中心だろうと検討は付く。
ところが、個人のそれだね、と
明快に見分けがつくのは中央に展示されている
『鬼頭健吾』による〔Golden Tones 2022〕くらい。
これは、骨格標本が極彩色の衣装を着て宙を踊っており、
「死者の日」@メキシコを彷彿とさせるのだが、
それはさておき。
『竹村京』の作品が
刺繍をした薄い布を、写真やドローイングの上に重ねる技法による
平面のインスタレーションのこともあり、
両者の作品が綺麗に混交している。
なかなかにユニークな製法の作品群。
その一体感が素晴らしい。
会期は~7月24日(日)まで。