RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

松江泰治 マキエタCC@東京都写真美術館 2022年1月2日(日)

一般の入場料は700円も、
年初の2日と3日は無料での入場が可。

以前は無料は2日だけ、
3日は半額だったと記憶しているが
何時の間にか両日無料になったのね。


もう一つ、例年との違いを感じることがあり、
館内の入場者がかなり少なく、
まぁ、これは鑑賞する上では有り難い。

コロナ禍か、それが為の人数の上限規制か、
或いは、【ガーデンプレイス】の各種店舗が
軒並み閉店・閉鎖しているためか。

 

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さはさておき、標題展。

『松江泰治』は作家さんの名前として
「マキエタCC」って何さ?と
疑問に思う。

先ずは、巻頭の言をきちんと読み、
理解することが本展を鑑賞するにはかなり大事。

これがあると無いでは観方が随分と違って来る。


殆どの写真は、同じような技法で撮られている。

画面内にぎっしりと建造物が詰め込まれ、
地平線や空が見えることはない。

端々迄ピントがきっちりと合い鮮明。
まるで精巧な模型を造り、
それを写したかと見紛うほど。


タイトルに、そのものずばり都市名が表記されているケースもあるけれど、
多くは〔PAR〕〔LPB〕などのアルファベット三文字で表されている。
普通に都市コードにも似ているが、さてどうだろうか。

なので、ここはどうかだろうかと考えながら
歩を進めるのもなかなか楽しい。


それにしても各々の都市は
一見違っているようで
通底する何かしらがある。

人々営みが醸すエネルギーが
それを発露しているのかもしれない。


会期は~1月23日(日)まで。