サブタイトルは「本友禅染の多様性と独自性」。
【本館展示室3、4】で~11月7日(日)まで開催中。
{友禅染}と聞くと自分の中では
鮮やかではあるもののなんとなく古臭いイメージがあった。
しかし掲載されているポスターを見ると
その艶やかさは期待を裏切らないものの
描かれているのは幾何学的な文様であったり
{ヘタウマ}を想起させる線画であったり。
勿論、退任されるという
ご当人に限った表現かもしれぬが。
で、実際に観て見ると、
古来からの花鳥風月ですら意匠化され、
昆虫(特に蜻蛉)などとのコラージュされた表現がなんとも玄妙。
イマイマのポスター等にも見られるような
キャッチーな表現が観飽きない。
展示されている点数も多く、表現の多様性もあるので
随分と時間をかけ拝見する。
勿論、着物として制作されているものもあるのだが、
多くはモチーフと技法を見せるためのマテリアルに収斂しているのも面白い。