勿論「湘南ライン」のもじりだろう。
また、こんな路線あるはずも無く、
作者が年少の頃から鉄道が好きで
長じて鉄道専門の写真家になったことも意味しているわけで。
実際のタイトルは
”山﨑友也写真展”。
それにしても、近来稀に見る
面白い仕掛けの展覧会。
受付のお姉さんは車掌さんの格好をしており、
入場すると切符を渡してくれる。
それを左手に在る、昔の改札を模して造られた入場口に持っていけば
ちゃんと鋏を入れて呉れる。
両脇に広がるのは車窓の様に造られた展示パネル。
灰皿や物掛けもしっかり完備され、
天井には中吊り広告まで。
沿線の風景や、電車を利用する人、または
歓迎する人々を眺めながら歩を進めれば、
会場の中ほどには駅舎の懐かしい情景が。
田舎の小さな駅の中って
確かにこんな風だったよね。
これって今でも残っているのかしら。
自分が訪問のタイミングは
丁度作者が滞廊中で
切符に鋏を入れて呉れたのもご本人。
手つきは少々、ぎこちなかったけどね(笑)
会期は~10月11日(月)まで。