会期は本日が最終日。
事前予約が必要も、
会場内はなかなかの混雑ぶり。
受付でPeatixのチケットを提示、
検温~手指消毒ののち、入場が叶う。
『荒木夏実』のキュレーションのもと、
十人(組)の作品が並び、面白い仕掛けに気付く。
一階に在る『岡田裕子』の〔翳りゆく部屋〕は映像作品。
所謂、ゴミ屋敷と呼ばれる老婆が住む家へ
市の職員が訪れたことによるすったもんだが描かれるが、
勿論、全てはギミック。
たぶん、ご本人が老婆を演じているのだろうが、
迫真の演技がなかなか笑わせてくれる。
二階の同じ場所には、対するように
『室井悠輔』の〔王国をつくりなさい〕。
「王国をつくりなさい」との夢のお告げに従い、
傍目にはゴミにしか見えない文物を箱に入れ標本化し
幾つも繋げて作品にしている。
さながら個人の履歴がくみ取れるように。
同じゴミでも扱いの差で、生み出される結果も異なることに
思わずにんまりとする。
まぁ、偶然の一致かもしれないけどね。