入場時の検温等は無いものの、
入館証への記入は必要。
さて標題展、
Webページには~2月22日(月)迄の会期延長の告知が踊っている。
掲示されている解説を読めば
五年前に亡くなった愛犬は
荼毘にはふしたものの納骨はせず
骨壺はまだ実家に置かれたまま。
その封を解くことなく、
CTスキャンに掛け、
得られたデータを基に遺骨を硝子や陶器で作成する試み。
元々、筋肉や骨、皮膚すらも作成する手技を持つ作者にとっては
自家薬籠中のことだろう。
しかし、嘗て生きていた犬を再生するに近い作業は
その過程そのものが一種の弔いであるに違いない。
記憶が途切れぬことは、
対象が何時までも二度目の死を迎えぬ為の心構えなのだから。