新年2日と3日は無料の日。
例年であれば2日だけなのに今年は3日も。
コロナ対策で入場者を分散させようとしているのかしら。
何時も通り検温の後、手指を消毒していると
受付を通る様に促される。
訝りながら従うと、窓口で入場整理券を渡される。
30分おきの一時間タームで、それを会場で提示すれば、
押印の後、入場が許可される。
脇には人数をカウントする係員さんが控えているので、
場内が密になる様だと、待機を指示される可能性もあるのね。
で、標題展。一般の入場料は700円。
「幕末明治を撮る」とのサブタイトルが付く。
過去に同様の催しがあったかどうか定かではないけど、
時代×地域で組み合わせれば、そこそこの回数は賄えそう。
そして本展で幕末~明治期の景色と建物、風俗にふれることになる。
特に愛宕山(標高25.7m。23区内最高峰)から八方を望んだ一枚には驚く。
軒の高さが揃った家がびっしりと犇き合っている。
これじゃあ地震や火事の時は大変なことになったろうと唸ってしまう。
一方で、ちょっと域内を踏み出せば閑散。
「生麦事件」の現場との一枚には、あまりに何もなさに呆然としたり。
こんな場所での襲撃をよく企てたねぇ、と。
並んでいる写真もそうだけど、複数個所で
写真集からの抜粋が投影されており、
それを見るのも随分と楽しい。
良く知っている場所が、ムカシはこうだったのね、って
改めて思う。
会期は~1月24日(日)まで。
標題館がこのようなサービスをする一方で
「東京現代美術館」は恒例の
「コレクション展観覧料無料」は中止に。
コロナ対策とのことだが、頗る残念だ。