RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

ぐらんぶる@109シネマズ川崎  2020年8月10日(月)

封切り四日目。

席数118の【シアター3】は一席おきの案内の
実質59席が満員の盛況。

客層はかなり若めに振れている。

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タイトルからも想定できる『リュック・ベッソン』の〔Le Grand Bleu〕との関連は
水中でのダイビングを共に扱っている程度で、
本作は徹底的に笑いに振り切った仕上げ。

他の(映画)作品からの引用が多い点では〔銀魂〕に、
或いは『江口寿史』による〔すすめ!!パイレーツ〕に近しく感じる。


劇場の予告編でもフィーチャーされている
すっぽんぽんでキャンパス内を遁走するシーンは確かにインパクトあり。

繰り返しのギャグとしてもなかなかだが、
回数が多くなり過ぎると却って鼻に付く見本のような出来。

この時間を少々削り、他のエピソードを取り込んだ方が
より楽しめたかも。


「vamos」の呪文が発せられる度に繰り返されるダンスシーンも
似た印象。

もっともこちらは{マサラームービー}を意識しているのかもしれない。


ラストのシークエンスでは、どんでん返しも用意され、
英勉』らしい、ややお下品な表現も含め
最後の最後まで楽しませてはくれる。


評価は、☆五点満点で☆☆☆☆。


監督の直近のフィルモグラフィーを検めると、
2012~13年の〔貞子3D〕以外は
この手の作品が多いのね。

同方向を研ぎ澄ますのも良いけれど、
ぼちぼち異なる展開を観てみたいかも。