”TOKAS Project Vol. 2”と銘打たれている。
そしてなぜかは知らないがやたら入場者が多い。
自分の滞廊中だけでも十人以上を見かける。
展示されているのは
『伊藤隆介、津田道子、永田康祐、ン・ツー=クワン、ステラ・ソー、WARE』の
計六名の作品。
中でも【3階】の『ン・ツー=クワン』の作品が秀逸。
入場すると係員さんが寄って来て「香港の地下鉄の情景を
自動で移動する椅子に乗ってご覧頂きます。途中止まったり
後退したりしますが安全ですので是非体験されませんか」との声掛け。
面白そうなので駆動装置の付いたがっしりした椅子に腰を下ろす。
と、すっと動き出し、床面のレールの上をスームースに移動。
中途の動作は先に説明の有った通りで。
モニターに映し出される各所のターミナルの情景を見ながら
程無く元の位置に戻り終了。
いや~らくちんらくちん。
こういったインスタレーションは大歓迎。
【2階】の『伊藤隆介』の作品もまずまず。
モーションコントロール宜しく
アームの先端に取り付けられたCCDカメラが上下や前後に動き
精巧に造られたミニチュアの情景をリアルにモニターに映し出す。
あたかもSF映画のワンシーンのよう。
会期は~11月10日(日) まで。
「都立文化施設における手荷物検査」が本週末に実施されている。「東京都美術館」は入門口前に特設テントが張られ
物々しい雰囲気。
まさか標題館はと思っていたら、なんとビックリ警備員さんが一名、
受付の脇に立っている!
「大変申し訳ございません」と近寄って来るので、
笑いを押し殺し「いえいえ大丈夫ですよ」と鞄の口を開ける。
今日みたいな人の入りならやりがいがあろうも、
普段の当館の状況だと暇で暇でしょうがなかったろうに(笑)